ハーマンの給湯器について

ハーマンの発祥

給湯器のメーカーは色々ありますが、昔はターダというブランドに馴染みがあったりしました。
ターダという名は久しく聞かなくなってしまいましたが、実は1986年にハーマンとして生まれ変わっていたのです。
給湯器自体が都市ガスのガスの種別が変更になったり、安全性能の向上などもあったため置き換えが進んでいる結果ではあるのですが、ターダと陽栄製作所という会社が合併してハーマンとなりました。
現在はノーリツの連結子会社となり、ガス会社などへOEM供給したり、他社へも供給しているそうです。

安全性に優れた給湯器の提供

この給湯器ですが、ここ数年での安全性の向上がものすごいようです。
以前より不完全燃焼でガスの供給を中止する機構はありましたが、ハーマンの給湯器では不完全燃焼をマイコンで管理し、3回起きるとインターロック機構で器具をロックするそうです。
不完全燃焼は一酸化炭素中毒を起こす可能性があります。
毒性は非常に強力ですが、無臭で無色と気づきにくいので知らない間に中毒症状を引き起こすこともあり、最悪の場合死に至ることもあります。
不完全燃焼は設置環境によるところが多いので、その環境下で使用できなくするというのは一酸化炭素中毒の抑止には非常にいいものではないでしょうか。

環境にも配慮

廃棄の際に問題となる部品もできる限り使用しないなど気を使っている点は他にもあります。
省エネ性能が高いだけでなく、過熱防止機能や消し忘れ防止機能などさらに便利な設計がされています。

実はハーマンの給湯器を使っているのかも?

上で少しお話しましたが、ハーマンは現在OEM製品を他社へ提供しています。
OEMとは相手先のブランド名で商品を生産・提供するメーカーのことです。
主に大阪ガスやNoritzなどが取引先となるため、他のメーカーのラベルが貼られていてもひょっとするとあなたの給湯器もハーマンのものかもしれません。
一度確かめてみては?